一、茶の湯は茶をたてる事 ♯ 置合せを習う事

一、茶の湯茶立事(井)大躰置合せ色々習有之事

「茶の湯」は茶をたてて飲む事をいう。

「茶の湯の''道''」というのは、茶をたてるだけではない。日常の振る舞いの道理にかなうところが、すなわち「茶の湯の''道''」である。

ゆえに、1日に百服や千服の茶をたてても「茶の湯の者」ではない。1年に一服の茶をたてなくても「茶の湯の者」ではないとは言えない。

しかしながら「茶の湯」と名付けて茶をたてるには作法があり、置合せ(おきあわせ)を習う必要がある。置合せというのは、程よい中和を大事にして全ての道具を置き合わせ、それぞれの都合を妨げないようにすることである。

この後の条にて、段々知ることになる。この一条を最初に持ってきた深意を理解して、よく工夫してください。

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