2024年4月14日日曜日、茶道石州流宗家高松会創立50周年記念茶会が開かれ、当教室からは4名が参加しました。
この日は晴天に恵まれ、透き通るような新緑がとても綺麗でした。
最初に貞明宗匠による献茶式が行われました。
一席目の濃茶席
圓露庵
宙宝和尚の「万里一条の鉄」
石州好みの蛇腹の花入には、都忘れと...かわいいツルの花が絵になります。
「瀬戸の春」と名付けられた主菓子
素敵なネーミングと見た目だけでなく、優しい甘さの美味しいお菓子でした。
運良く貞明宗匠とご一緒の席で、亭主と宗匠との会話を楽しく聴かせていただきました。
亭主床には、片桐家伝来の伊藤若冲の「鶏の図」が飾られておりました。
お濃茶のお練りもちょうどよいお服かげんで美味しく頂きました。
入念にご検討されたお道具組みが素晴らしかったです。全体から見やすい風炉先にお気遣いありがとうございました。
石州好みの山里の車棚や宗関公のお茶杓など宗家の珍しいお道具が拝見できました。
ニ席目の薄茶席
暁庵
次のお席は草履に履き替え、腰掛待合で待った後に、躙口からお席に入りました。
床には清厳和尚の「春色在壺中」
藤林宗源作の花入「大黒」に白い花
こちらのお席でも亭主と宗匠のお話に耳を傾けて贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
点前座の空間。風炉先窓からの光の入り方。
時間が止まったような。まさに春の壺中でした。
貴重な時代のお道具を見せて頂き、宗家ならびに高松会の方々、ありがとうございました。
記念品
伝統工芸品の漆器と和三盆をいただきまして、至れり尽くせりでした。
おまけ
高松観光のおすすめ
高松には栗林公園や金比羅山など観光スポットがいろいろありますが、最近、海外の方から注目されているスポットがイサム・ノグチ庭園美術館です。
晩年のアトリエとして毎年3ヶ月をここで過ごしていたそうです。予約が必要です。タクシーやレンタカーで訪れてみてください。
エナジーヴォイドなど彼の素晴らしいセンスを感じられる作品がたくさん見れます。
石州流茶道教室
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