東京支部60周年記念茶会 2025 浅草

2025年5月11日(日)、浅草寿仙院にて、茶道石州流宗家 東京支部の60周年記念茶会が開催されました。

私たちの教室では、献茶式の裏方のお手伝いのほか、薄茶席、点心席、待合や下足のご案内などを担当させていただきました。大寄せのお茶会が初めてというメンバーもおり、準備の段階からそわそわと緊張気味でした。

献茶式の準備では分からないことも多く、宗家のご指示を仰ぎながら、一つひとつ学ばせていただきました。

寿仙院の一階では、下足と待合からお茶席への流れがスムーズになるよう、案内係と連携して取り組みました。

二階の薄茶席では、立礼席をご用意し、床の間には工夫を凝らした仮床を設えました。

この仮床は、教室関係者のアイデアが詰まった手づくりのもので、ご来賓の方々からもお褒めの言葉をいただき、大変嬉しく思いました。

掛軸は、ある大先生が、李方子さまが新宿伊勢丹で開催された美術展にご出品なさった際に購入されたものです。その他のお道具も、大先生方が大切にされていた品々が多く、皆さまにご覧いただけたことを嬉しく感じております。

亭主、半東、お点前、お運びを務めたメンバーは、皆緊張しながらも「おもてなしの心」を大切に、精一杯務めさせていただきました。お客様方も皆さま温かく、あたたかい空気に支えられました。

あるお席では、半東やお点前が思わず言葉を発してしまう場面もありましたが、それも和やかな笑いに包まれ、楽しいひとときとなりました。未熟な点も多々あったかと存じますが、どうぞご寛容いただければ幸いです。


今回の記念茶会は、大先生方がご不在となってから、初めて迎える大きなお茶会でした。他の社中の皆さまと協力しながら、約一年をかけて準備を進めてまいりました。

経験不足で至らぬ点もあったかと存じますが、互いに助け合い、力を尽くし、思い出深い会になりました。そして、一同、茶道の楽しさを再認識できました。

ご来場いただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。ありがとうございました

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